TPPに日本は加入するべきか【日本加入の是非】

今回は

TPPに日本が加入するべきかどうか


というテーマです。

3回に分けて更新してきたTPPですが、今回が最後です。

1回目はTPPの概要について
前回はTPPのメリットについて書いてきました。

そして今回は日本のTPP加入の是非ということです。




今回載せるのは私一個人の意見です。
これが正しいかどうかはみなさんが判断していただければOKです。

参考にするのは良いですが、そのまま自分の意見としてしまうことはNGです。


ネット上でも現実でも多いと思いますが、
誰かが言っているから、
とある政党が主張しているからといって、全肯定や全否定は非常に危険です。

そのような意見は貴方の意見ではなく、誰かに言われて動いているだけです。


前にもお話ししたように、知識があることよりも自分の考えを持つレベルまで達することが大切です。
最初はその考えが未熟でも稚拙でも無いより遥かに良いです。




ちょっと冒頭長くなりましたが本題に行きましょう。



このTPPへの日本の加入ですが、
私の結論からお話すると

現段階での参加は反対です。



現段階というのも1つのポイントです。

それでは理由を簡単に書いていきます。





仮にTPPに参加する場合のメリットとデメリットをまとめましたので、
以下の図を御覧ください。


スライド1





大きくメリットを3点デメリットを3点あげています。

通し番号を振っていますので、その番号にあわせて説明していきます。





まずメリットの1つめとして、

①第3国に対する競争優位  が挙げられます。



前回の更新でもお話しましたが、関税の撤廃などにより
第3国に比べてより資材や製品を安価に仕入れることができたり、
安価に売ることができます。

これはもうありとあらゆる分野に及びますので、
正直試算すら困難なくらい良い影響を与えると思います。

参考までに日本の内閣府が発表しているデータによると、
加入した場合今度10年間でGDPが2.4~3.2兆円増加すると試算しています。

それくらい莫大な経済効果は期待できるのです。





次にメリットの2つめとして

②世界からの取り残され回避  が挙げられます。



今回のTPPにはアメリカが参加しているわけですが、
アメリカを始め、世界的に関税を撤廃していこうという流れがあります。

その中で日本が関税を現在のように保ち続けると、
TPPを結んだ相手国や、同じアジアの中国や韓国などの他国
アメリカの貿易先が移る可能性も考えられます。

今回TPPに加入することでそのリスクは大きく軽減されます。




更にメリットの3つめですが、

③今後の規模拡大に備えて早めの参加   が挙げられます。




現在加入を検討中の日本以外にも、
カナダ・台湾・フィリピンなども参加を前向きに検討していると言われています。



今回もそうですが、こういった条約の取り決めには
必ず交渉が発生します。

少しでも自国に有利な条件で取引できるようにするのですね。


となれば、後から加入するよりは当然先に加入して条件を自国に有利な環境にしておいたほうが良いですよね。

遅れれば遅れるほど他国に対して不利な環境での参加となる可能性が高くなるのです。




さてここまでメリットを紹介してきました。
しかし私の意見はあくまで反対なのです。



そこでデメリットを同じく3点紹介して行きましょう。





1つめのデメリットは、

(1)農業などへの大打撃   です。



日本の国土は大変狭く、それに加え米などは生産数を国が調整する減反政策をとっていたため、
人件費なども相まって他国に比べて農業関連製品の価格が高いです。



このような状況で関税の撤廃を行うと、
安価な海外製にシフトしていく可能性が高いわけですね。


実際日本の農林水産省は、TPP加入の場合11.6兆円の損失雇用340万人減と試算しています。

他にも医療業界も大きな打撃を受けると言われています。




次に2つめのデメリットですが、

②現在行われている交渉に参加できない   ことが挙げられます。

これは非常に大きいです。
現段階での加入は見合わせるべきという大きな理由はここにあります。



現在アメリカをはじめ4つの加盟国と5つの加盟交渉国が拡大交渉をおこなっているわけですが、
もし日本が加入することになっても、この交渉に加わることは出来ないと言われています。



更にここに3つめのデメリットも関わってきます。それが

(3)実質日本とアメリカのFTAである   という点です。




他の加盟国を再度見てみると、アメリカを除いてこの中に先進国はいないんです。


もしここに日本が加盟した場合、
TPP内の全加盟国(10カ国)のGDPうち、日本とアメリカだけで91%も占めます。


実質日本とアメリカ間のFTAなのですね。



当然このTPPの中でお金を持っているアメリカの発言権は大きいでしょうし、
日本が交渉に入る前に、日本にとって不利アメリカにとって有利な環境が出来上がっている
と考えていいでしょう。



この最後にあげた2つのデメリットが特に反対の理由です。

FTAには元々賛成の立場ですが、現時点でのこのTPPは分が悪すぎるということですね。



いつかは日本も関税を撤廃する必要があるとは思いますが、
そのタイミングは今ではなくもっと国内の農業などの環境を整備してから、
少なくともこのTPPで行うべきことではないと感じています。



以上が私がTPPについて調べて感じたことと自分の意見です。

まだまだ勉強不足の点もありますが、就活で話す文にはこのくらいの知識で十分でしょう。


最後になりますが、この意見の真偽がどうではなく、
皆さん自身が自分で調べて、自分の気持で意見をもつことが大事ですからね。


では次回の更新でお会いしましょう。

それではまた。
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TPPに日本は加盟するべきなのか?【TPPのメリット】

今回も前回に引き続きTPPの話をしていきます。




今回のポイントは3つです。

何故このTPPというものが始まったのか

◯今回急に注目をあびるようになった理由、

◯経済連携とは言うけれど、実際TPPって加入国にどんなメリットがあるのか





では早速始めていきます。



前回TPPが始まったのは2006年の話である、とお伝えしたかと思います。
今が2011年ですから発足自体はかなり前なのです。



当時の参加国は4カ国

・シンガポール
・チリ
・ブルネイ
・ニュージーランド
でした。



先進国と呼ばれる国はこの中に含まれていません。

現在は小国であるのこの四ヶ国が、
何とか協力することで小国でも大国に勝てる仕組みを作ろうとしたわけですね。




ところが2010年になり大きく注目を浴びることになります。

この枠組みの中に大国のアメリカが参入を発表。

既に加盟している国にとっても、その他の環太平洋諸国にも大きな影響を与えます。



日本:アメリカの加入で、取り残されないためにも参加を検討中
中国:前向きに検討したが今回は見合わせ
韓国:同じく前向きに検討したがアメリカとのFTA(後で説明)締結で不参加


東アジアの比較的大きな国々も
上記のように急に色々なアクションを取り始めたりするくらいでした。




さて大きな影響といっても、
このTPP、更には経済協力ってどんな効果があるの?と思われる方も多いでしょう。


非常に簡単な例をあげて説明していきます。


結論から言うと、他国との競争に打ち勝つための協力です。




下の図を見てください。


スライド1






A国B国がそれぞれパンの生産を行なっています。

そしてその原料である小麦は同じC国から輸入しています。


パンの生産には各部品を作るための材料の小麦と、更に実際に作るための人材、人件費が必要です。

更に原料を輸入する際には国をまたいでいるため関税がかかります。

その合計額が図上部のとおりです。


◯原材料費 A国=B国
◯関税 A国=B国
◯人件費 A国>B国
◯総コスト A国>B国



若干B国の方が人件費が安いため、パンの質に大きな違いがなければ
恐らくA国は商売をする上で不利な状況であることはわかっていただけるかと思います。



A国もこの状況に甘んじているわけには行きません。


そこでA国はC国と経済協定を結ぶことになりました。




その協定というのが自由貿易協定
通称FTAFree Trade Agreement)というものです。


色々詳細な取り決めはありますが、
簡単に言うと提携した2国間で関税を取り除きます。

その影響を受けた上で再度先ほどの図を修正してみます。





スライド1


関税がなくなった影響で、
今度は逆にA国の方がパンを生産するための総コストが安くなり、
競争上の優位に立てることになりました。



勿論これだけでは提携したC国のメリットがありません。

他の原料や製品を輸入する際にC国が特をしているというケースもあるでしょうが、
今回は関税撤廃の見返りとして、A国からC国に先端医療技術の専門家を派遣することにしました。


A国にとっては1カ国に技術が伝わったからといって損をするわけではないですし、
むしろパンの生産でB国への競争優位を得られました。

C国にとっては原料の売り先が少しA国にかたよりましたがそこまで影響はありませんし、
新たに先進医療の技術を入手できたのです。


A国にとってもC国にとっても、Win-Winの素晴らしい経済協力になったわけですね。


このようにFTAのような関税の撤廃など直接的な経済協力だけではなく、
人・知的財産・投資など幅広い面で協力し、より友好的な関係を目指そう、

という条約を経済連携協定
通称EPAEconomic Partnership Agreement)と呼びます。





さてここまで簡単な例を通してFTAEPAを説明してきましたが、
何故この2つの条約を説明したのかをお話しします。


実はTPPというものは、
環太平洋地域における、FTAやEPAなのです。



つまりこの環太平洋地域での条約加盟国内で、
製品・サービス・人材などは勿論、
医療・金融・労働などの面でも障壁をなくしましょう
という仕組みだったのですね。

これがTPPにおける経済協力なのです。




ちょっと長くなってしまいましたが、
これでTPPの簡単な概要はお分かりいただけたのではないかと思います。



それでは今日のまとめです。



TPPとは
・環太平洋地域での製品・サービス・人材・金融などの関税障壁を撤廃する条約
・提携国内で協力することで他国への競争優位を保つ



次回はようやく日本のTPP加盟がプラスなのかマイナスなのか、というところです。


それではまた。
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TPPに日本は加入するべきなのか?【TPPとは】

今日はちょっと本題からそれまして、
今話題のTPPについてお話ししようと思います。




何故今回このような更新をしようと思ったのかといいますと、
勿論1個人ブログなので好きな事を書こうと思ってはいるのですが、

就活をする上で世の中で一般的な知識・常識は知っておいたほうがいいです。
不可欠とまでは言いませんが、面接で聞かれる可能性だってあるのです。

話題の言葉であれば尚更意見を求められる可能性が高いです。



そこで今回のように話題のワードを取り上げる際は、基礎的な知識をできる限り分かりやすく説明し、
今後みなさんがその話題に対して、少しでも自分の意見を持って話せるくらいになって貰えればと思ってます。



面接などで聞かれるのはその出来事の概要ではなく、それを通して感じた貴方の意見ですからね。


といっても、私の意見やメディア・ネットの意見をそのまま鵜呑みにすることが良い訳ではありません
そういった媒体から情報を得て自分なりの意見をもつことが一番大切です。

そのほうが何より喋りやすいですから。
ちょっとやそっとの緊張で忘れる事も無いです。




ちょっと冒頭が長くなってしまいましたが、
早速TPPについての説明から入りましょう。


私も実は経済学部を卒業しているため、
僅かな経済の知識はございますので、ほんのちょっとだけは安心して下さい。







それではまずTPPとは何なのでしょう?というところから入ります。
おそらく見た感じ何かの略称なのかな?くらいまでは雰囲気でわかるでしょうか。



正式名称はTrans-Pacific Partnership

日本語にすると環太平洋戦略的経済連携協定


いつもこういった長い文字列を見ると思うのですが、
何言ってるんだろう?って一瞬思っちゃいますよね。


そういう時は短くパーツに分けて考えて行きましょう。




◯環太平洋
「環」という言葉には様々な意味がありますが、ここでは太平洋の周りという意味になります。
理科の授業で環太平洋火山帯とか造山帯という言葉を習った記憶のある人もいらっしゃるでしょう。


◯戦略的
難しそうな言葉ではないですが、この言葉単体では色々な意味にとれてしまいそうですね
とりあえず何か競争に打ち勝つために戦略を考えているのかな?って感じですね


◯経済連携
経済面に関する協力体制ってことがわかりましたね。


◯協定
よく使われる言葉ですがなかなか意味を説明しろと言われると難しい言葉。
恐らくほとんどの方が、なんとなくの意味は理解しているのですが言葉にすると難しい。

私も説明に自信がなかったので調べてみると、条約の一種で合意とほぼ一緒の表現みたいですね。
効力としては条約とほぼ同等ですが、そこまで厳重な決まりというニュアンスはないんだとか。

日本語って本当に難しいですよね。



さて私の知識不足披露はこの辺りにしておきまして、
再びTPPの説明に戻りましょう。





先ほど分けて考えた言葉の意味からTPPの意味が大体わかってきたかと思います。


「太平洋の周りの国々が、その他の国に負けないように、経済の面で協力体制を築こう、という同意」
という感じでしょうか。



太平洋の周りの国々というと、相当な数がありそうですよね。






800px-Pacific_Rim_map.png


この図のうち濃い青色の部分が環太平洋地域の国々です。
国土が広い国が多いのもあって、かなり多く見えますね。



実際のところ環太平洋と呼ばれる地域に属する国の数は、
日本は勿論、アメリカ・ロシア・中国・オーストラリア・中国・韓国・カナダ・アルゼンチンなどなど。。。
実に40カ国は超えてくるようです。


しかしこのTPPにおいて、
現段階(2011年11月12日)での加盟国はたった5カ国です。

加えて、現在加盟交渉を行なっている国が新たに4カ国
あわせても実は9カ国にしかならないんですね。

これに現在国内で色々ともめている日本を合わせて10カ国


現段階での加盟国、加盟交渉国を整理してみましょう。




今の各国の現状はこのような感じです。

スライド1



図にあるように実はTPP発足は2006年なのです。


思ったより前のことなんだな、と思われる方も多いでしょう。
何故急に注目を浴びるようになったのかな?と思う人もいるでしょうね。


そういった素朴な疑問は大事にして下さい。
その疑問を調べていけば気づかぬうちにいろんな情報が見に付いています。


なんとなく勘の良い人はわかりそうですが、
今回加盟交渉中のあの国が鍵を握っているのではないかな?
という気がしますよね。





さて参加国まで分かった所で、今回の更新は終わろうと思います。


次回は
◯何故このTPPというものが始まったのか、
◯今回急に注目をあびるようになった理由、
◯経済連携とは言うけれど、実際TPPって加入国にどんなメリットがあるのか
ということをお話しようと思います。


日本のメリット・デメリット、参加するべきかどうかという意見に関してはその次の更新ですかね。



それではまた。
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Author:JHunterD
田舎の大学で地味な生活をしながらも、某大手商社内定を獲得し、営業として日々奮闘中。
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